ありえない!外国人が日本にきてショックを受けた12のこと
母国では当たり前のことでも、海外では通じない文化やその国ならではのルールってたくさんありますよね。
例えば、温泉や銭湯は日本文化を語る上で欠かせない要素のひとつですが、外国人は人前で裸になる文化がないため「ありえない!」と感じるかたも多いのだそう。
観光地や旅館などで外国人を見かける機会も多くありますが、まだまだ慣れない文化に抵抗感を覚える外国人も少なくないようです。
今回は、そんな「外国人が日本でショックを受けたこと」について、日本で暮らす数人の外国人にインタビューを実施。
普段、私たちが何気なく行っていることでも、周りの外国人からは驚きに感じることもめずらしくないようですよ。
バスが時間通りにくること/ボリビア出身
まずは私たちが日常的に利用する日本の交通機関について。日本に住んで20年以上のボリビア出身の男性によると、特にバスのレベルの高さに驚かされたのだとか。
「日本の公共交通機関はとにかく丁寧。運転やアナウンスの細かさに時間の正確さなど、全てにおいてサービスレベルが高いと思う」(ボリビア出身・日本在住歴20年以上)
ボリビアにも「ミクロ」と呼ばれるバスが都市を従来していますが、日本のバスとは全く異なるのだとか。
「バス停も運行ダイヤもないので、いつバスと遭遇できるかわからない。ルートを走るバスに向かって手を挙げればどこからでも乗り降りできるのはありがたいけど、運転もすごく乱暴。
乗ったらすぐどこかにつかまらないと命の危険を感じるし、日本の公共交通機関のレベルはボリビアではありえない…」(ボリビア出身/日本在住歴20年以上)
ミクロの乗車料金は、移動距離にかかわらず一律2BOB(約32円)と破格の安さなのですが、命の危険を感じるほどの運転はちょっぴり怖いですね…。
誰も見てないのに信号を守ること/バングラデシュ出身
「日本人は交差点で信号をしっかりと守っているのがすごい。歩道のない道路を横断する人も少ないし、小学校の登下校時など地域の大人が子どもたちの安全を守る仕組みがあることに驚いた。
あと、被災予防のアナウンスなどが街中で流れるなんて、母国では絶対にありえないと思いました」(バングラデシュ出身/日本在住歴5年)
信号を守るだけでも驚かれる日本人。それほどまでにバングラデシュの交通事情は荒んでいるのかと調べてみたところ、在バングラデシュ日本国大使館のページにはこんな記載が。
「当国の交通事情は劣悪であり、運転手のマナーも悪いので、自己防衛のためにも充分な注意が必要です。
ダッカ市内では、最近は特に渋滞がひどく、道路を逆走する車輌も多く見られますので、自分で運転することは極力避けて下さい」(在バングラデシュ日本国大使館より引用)
なるほど、これなら「日本はありえない」となるのも納得ですね。ちなみにバングラディシュの人口は、日本よりも多く約1億6000万人、首都であるダッカの人口は約2000万人とされています(2019年時点)。
近年では首都圏への移動により、慢性的に渋滞が発生しているのだとか。
この渋滞等を解消するために、ダッカでは日本の支援のもと都市高速鉄道計画が進んでおり、整備されることによって移動時間の短縮や渋滞の緩和が期待されています。